2020-12-06

Teddy Riley 2020

2020年はいろいろあったのでまとめておきたい。

ビルボードライブ横浜の柿落としの目玉の一つとしてTeddy Rileyの2013年末以来の来日公演が決まるも、COVID-19が世界中に蔓延したことにより中止に。

世界中で渡航制限や都市封鎖、外出禁止など起こる中、Stay Homeが呼びかけられ、その一環からかAfter 7を脱したJason Edmondsの始めたネット配信サービスによりTeddyの自宅スタジオから約2時間のライブ配信その名もTeddy's Houseが放送された。
ライブにはDave Hollister、BS2のJ-Stylz, Rodney Poeも出演しBlackstreetの名曲を、さらにCOVID-19により亡くなられたと多くの人を弔うためGUYの名曲Long Goneも披露された。
TeddyRileyLive.com

また、TimbalandとSwizz Beatzが発起人となりアーティストが持ち歌をぶつけて対戦するVerzuzにてTeddy Riley vs Babyfaceが実現。
しかし、対戦が始まって間もなく通信不良から中止になり、2日後に仕切り直しに。
このリマッチでも50万ものアカウントがネット観戦し、裏で400万ものアクセスがありインスタグラムのキャパオーバーにより強制終了に。
この対戦以降、通信環境が悪いことをTeddy Rileyと言われるようになった…
この夢の対戦内容は以下



TeddyがJanet Jackson ft. Blackstreet "I Get Lonely" をかけた際に
Babyface「それ君の曲?」
Teddy「リミックスだよ」
Babyface「リミックスもいいの?ボクはリミックスしないから別にいいけど」
なんてやりとりや、
TeddyがGUY "Let's Chill"をかけた際に
Babyface「それ、ボクが書いた曲だったらいいのに、って思う名曲だよ」
Teddy「(涙)」
Babyface「My My My いきま〜す」
Teddy「!」
なんてやりとりも。

また、SWV "Right Here (Human Nature)" に関して物議も



2020年はTeddy Riley関連曲も多数リリースされた。

・Ray Lavender feat. Teddy Riley "100"




・Lloyd feat. Teddy Riley "Slow Wine Base Line"




・Singing Melody feat. Teddy Riley, J.Sol "Never Leave"




・Singltn "The Way" prod. by Teddy Riley




Teddy Riley Jr.ことYungTashの曲にもクレジットがありました。




また、Teddy RileyのSoundcloud にも8曲もDemo音源が投稿され、そこから KiDi "Say Cheese Remix" が正式リリースされた。




さらに、Teddy Riley名義の新曲も!
・Teddy Riley, V. Bozeman, Donel, J-Sol & Nezi Momodu "Dance 4 Glory"




年末になってリリースされた元Lady SoulのPhaedra Butlerのクリスマスアルバムに2曲参加
・Phaedra - "Very Merry Christmas" feat. Teddy Riley x J-SoL



・Phaedra "Silent Night" feat. Teddy Riley x J-SoL



そして、元ShomariのRahsaan Langleyが1996年頃にFuture Recordsで録音した音源を公開。
・Shomari feat. Teddy Riley "Lady for Life"




・Shomari feat. Teddy Riley "Timeless"




また、フィリピン系カナダ人グループOraが2003年頃にFuture Recordsでレコーディングした曲を正式にリリース。
・Ora "Uncontrollable"


Demo音源が7曲あるらしいので今後のリリースにも期待したい。


そしてそして、前記事の通、Blackstreet "I Like It" のDemo音源の存在も明らかになった


最新インタビューには、アフリカ移住を計画してるとか。
とりあえずルワンダに行ったみたいだけど、アフリカに移住しちゃったら来日どころかアメリカでのライブも無くなりそうだし、どうなることやら…
また、Nelson George監督によるNew Jack Swingのドキュメンタリーを制作中とか、Remember The Timeというタイトルの自伝の話も。


COVID-19が落ち着いてきたらキャンセルになった来日公演を期待したいのだが、2021年の動向を見守りたい。

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2020-05-10

I LIKE IT

DeBargeのヒット曲 I Like It、この曲のBlackstreetによるカバーが存在すると知ったのは20世紀も終わろうとしてた頃だったと記憶する。

Blackstreet自体が1996年リリースの2ndアルバムからの後追いで、その後に1stアルバムを購入するも輸入盤で、国内盤ライナーに記載されていたデモミックステープにはDeBargeのカバー曲もあったとの情報を知ったのはかなり後だったと思う。
Teddy RileyがDeBargeのカバー曲を手掛けたと言われればBlackstreetの2ndアルバム収録のThe Load Is Real (Time Will Reveal)だと思ってたし、Patti LabelleのアルバムGemsに収録されてたAll This Loveだと。

インターネットも黎明期、初めて買ったWindows98搭載のVAIOノート型パソコン(当時30万円ほど)に家の黒電話から引き抜いた電話線を繋ぎ、早速Yahooで調べたのが検索ワード『teddy riley』だった。
それで辿り着いたのがTeddy Rileyの日本のファンサイト、そこにはTeddy Rileyが関わった作品がデータベース化されていた。
そこには知らないものばかり載っていて、BlackstreetのI Like Itの存在もそこで知ったのでした。
それから目ぼしいものをメモしては中古レコ屋を巡る日々が始まった。

就職してから(就活中からか?)ほぼ毎日終業後に大阪の中古レコ屋を巡っていたが、当のI Like Itを見かけたことはなく、存在を知った後も見つけられなかった。
そこでYahooオークションに手を出したのでした。
通販自体をしたことなかったから見知らぬ人との信頼取引にかなり抵抗があったけど背に腹は変えられないので恐る恐る…
数日後、無事に届き安堵したのでした。

というわけで、初めてのヤフオク購入はBlackstreetのI Like It, Bootknckalization, I Don't Wanna Be Aloneの3曲が収録されたブート盤Vinylでした。
当時はレコードプレーヤーが手元になかったので、機材を持っていた知人に頼んでそのレコードからCD-Rに焼いてもらい、そこからWAVファイルを書き出し、曲単位でカットし、再度CD-Rに焼き…と聴くまでに時間と労力も費やしました。
やっと聴けた時には歓喜でテンションが上がり、DJの真似事をしていた知人らに自慢したものでした。
自作のコンピCDやMDに入れたりして友人に配るも音が悪いと言われ、熱量の差からがっかりしたりも…


その後、3年ほど経ちリリースされた日本独自盤であるBlackstreet Greatest Remixes +1 にI Like Itが収録された時には、よりましな音源が聴けたと歓喜しました。


時は経ち2013年末のビルボードライブでのBlackstreet公演にて、まさかのI Like Itのライブが!
これは日本だけのSpecialだったでしょう。


そして2020年5月、ヤフオクに問題のデモテープが出品されました。
MCAビクター株式会社のラベルにBlackstreet 〜Promo〜 とプリントされたカセットテープには以下の4曲が…

1. I Like it (SMOOTH RADIO) 4:39
2. I Like it (STREET BLACK) 7:00
3. I Like it (BLACKAPELLA) 4:30
4. I Like it (STREETAPELLA) 3:25

明らかに日本のレコード会社に出回ったものだが、1994年リリースの1stアルバムから数えても26年以上経って初めて世に出たであろうこのデモテープ。
インターネットが普及して世界のTeddy Rileyファンからの情報を得られるようになった現在でも初めて目にするタイトルだった。

オークションサイトには以下の記述があった。
『ブラックストリートの「アイ・ライク・イット」のプロモーション用カセットテープです。テディ・ライリーが94年にパティ・ラベルに歌ってもらう候補用として「All This Love」とともに用意したデバージのカヴァー「I Like It」。そのときに、見本として制作したのがブラックストリート版でした。』

出品者は当時の担当者か、その関係者なのか、事情通だとわかる説明文だ。

幸運にも落札者のご好意で聴くことができたので数時間4曲をループしながらこの文章を書いている。

基本的には既出の音源に近いが、1と2には不明2人のRap Verseが追加されている(後に削除されたという方が正確か)
当時のTeddy Riley周辺にいたであろうRapper、Blackstreetの1stアルバムに参加しているRapper、Patti LabelleのAll This Love (Hip Hop Mix) に参加しているTymeなど耳で探ってみましたがわからず…
まあいい。

それにしても自身の新しいリリースはなくても埋もれた曲が発掘され続けるTeddy Riley関連曲、奥が深い。

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2018-07-21

Teddy Riley's New Jack Swing Experience @ Essence Festival 2018

Essence Festival 2018 (2018.7.8) で開催されたTeddy祭り!

Teddy Rileyが関わった曲やアーティストとの共演、Teddy祭りのスタートはTeddy's Jamから!
そして、Now That We Found Loveを。

続くI Like The Wayの時には白い服を着た5人組が!
新生HI-FIVEの登場に会場が沸いた。
でもそこにはもうTony Thompsonはいない…涙
なんて思ってたら、まさかのElla Mai "Boo'd Up"のカバーを。
この曲はこのEssenceFestの開催中にいろんなところで何度も何度も聴いたけど、まさかここで聴くとは思わなかった謎。

続いてはI AM HIP HOPを背中に掲げたKool Moe Deeが登場。
How Ya Like Me NowとWild Wild Westの2曲を。

続いてSWVが登場、I'm So Into Youを。
Teddyが一旦ステージから捌けたためかTeddy Riley Remixじゃなかったのが残念。
Weakでは会場大合唱、そしてもちろんRight Here/Human Natureを。

My Prerogativeが流れ出して「お!Bobby登場か?」と思ってたら別の人が…
この秋放送のBobby Brown StoryのPRでNOLA入りしていたのでてっきり本人登場かと思い込んでいたから出てきた別人に呆気にとられた。
が、会場は大歓声。
有名人か?なんかTankに似てるような…誰?
なんて思ってたら曲が終わってしまった。
彼がTankだったと確信したのはショーの最後の出演者紹介でした苦笑

続いてRemember The Timeが流れると白いハットを被ったシルエットが。
誰?と思ったが、振り返った背中にginuwineの文字が!
謎の人選だが会場大盛り上がり、曲がJamに続くとMichael Jacksonなムーブを。
そういえば何年か前にキャンプ座間でGinuwineを観たときにこんなムーブしてたな笑

次は? Wreckx-N-Effect きたー!
Rump ShakerはTeddy 2のバージョンか
あれ?Aqilのマイク繋がってないやん…
Teddyとマイクを交換して自らのverseを披露。
会場はJust shake ya rumpの大合唱。
うろうろしてたMarkellも自らのverseを(これにてお仕事終了)
少しMCがあって、AqilとTeddyがNew Jack Swingのverseをアカペラで。

ここでMC Lyteが登場、Wreckx-N-EffectがプロデュースしたRuffneckを。
ステージバックにはLefteyeの写真が映し出され、なぜか追悼…(LefteyeってTeddyに関わってたっけ?
そしてQueen PenへのtributeでParty Ain't A Partyを。

すでに1時間ほど経過してたが祭りはまだまだ続く。
Blackstreet 2nd generationことBS2の2人が登場。
Teddy, J-Stylzそして新加入のRodney Poeの3人でDon't Leave Meの導入部を、そしてDave Hollisterが迎えられる。
基本的に曲のパートは、DaveがEric Williamsの、JがChauncey Blackの、RodneyがMark Middletonを担当するので、初めて聴くRodneyの歌声が気になっていたが、とても素晴らしかった。
任せられる!って思った笑
続いてDave Hollisterがリードを取るBefore I Let You Go、ソロパートはもちろん最後の溜め、そして4人のハーモニーが素晴らしかった。
そして大ヒット曲No Diggity!からのTears for FearsのShout、この流れをやっと聴けた!
2013年末の来日公演で聴けるかと思ってたけど聴けなかったので非常に満足。

party ain't over、まだまだ続きます。
待ってました! GUYの登場! Groove Meに歓喜!
やっぱりTeddy, Aaron, Damionの3人が揃うと最高だな。
Goodbye Love、Piece Of My Love、Let's Chillと続け、Aaronがソロ曲I Miss Youを。
そしてI Likeを。
一瞬だった、一瞬で終わってしまった。
曲も短めだったし、もっと聴きたかった。
もっと観たい、単独公演が観たい!

続いては… Doug E. Freshが登場。
EssenceFestに毎日出ている盛り上げ役のDougだがちゃんと観るのは初めて。
近年Teddyが自らのコーナーで演奏してるThe Showを。
長尺ヒューマンビートボックス、ヤバかった。
そしてLadi Dadiも。

ん、いつもは最初にやるあの曲、まだやってないな?これは来るぞ!と
Just Got Paidに合わせて登場したKeith Sweatに会場大盛り上がり。
これこれ、期待してたのはこれです!
続けてMake It Last Foreverを。
そしてラストはI Want Herで大団円!


夢のような1時間50分でした。
今回はステージにより近い席をと高いチケットを買ったけど、目視ではそこそこ見えるものの表情などはデジカメの望遠頼み、それを構えるのに興奮でチカラが入りすぎて首肩腕がガチガチに凝っちゃった苦笑

しばらくして落ち着いてきたので振り返ると…
マイクが入ってなかったりハウリングしたりでトラブル多かったな。
Heavy Dのところはゲストがいなかったし、TankとGinuwineも謎の人選。
Hi-FiveのBoo'd Upは謎の選曲だし、SWVの時もTeddyに絡んで欲しかった。
1曲1曲短かったし、あれもこれも聴きたかったし、欲を言えばキリがないけど、それらを差し引いても最高だった。
これだけの盛り沢山はなかなか観れないだろうし、貴重な体験をした。

次は単独公演でGUYかBlackstreet、もしくはWreckx-N-Effectを観たいな。



Teddy Riley's New Jack Swing Experience @Essence Fest 2018

・Teddy's Jam
・Now That We Found Love
・I Like The Way (Kissing Game) / feat. HI-FIVE
・Boo'd Up [Ella Mai's song] / feat. HI-FIVE
・How Ya Like Me Now / feat. Kool Moe Dee
・Wild Wild West / feat. Kool Moe Dee
・I'm So Into You / feat. SWV
・Weak / feat. SWV
・Right Here (Human Nature) / feat. SWV
・My Prerogative [Bobby Brown's song] / feat. Tank
・Remember The Time - Jam [Michael Jackson's song] / feat. Ginuwine
・Rump Shaker (Teddy 2) / feat. Wreckx-N-Effect
・New Jack Swing / feat. Wreckx-N-Effect
・Ruffneck / feat. MC Lyte
・Party Ain't A Party [Queen Pen's song] / feat. MC Lyte
・Don't Leave Me / feat. BS2(J-Stylz & Rodney Poe) + Dave Hollister
・Before I Let You Go / BS2 + Dave Hollister
・No Diggity - Shout [Tears For Fears's song] / BS2 + Dave Hollister
・Groove Me / feat. GUY
・Goodbye Love / feat. GUY
・Piece Of My Love / feat. GUY
・Let's Chill / feat. GUY
・I Miss You / feat. Aaron Hall
・I Like / feat. GUY
・The Show / feat. Doug E. Fresh
・Ladi Dadi / feat. Doug E. Fresh
・Just Got Paid [Johnny Kemp's song] / feat. Keith Sweat
・Make It Last Forever / feat. Keith Sweat
・I Want Her / feat. Keith Sweat

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